評価しているところは大体一緒?

ゼロの焦点という作品はこちらのリメイク版は映画化されること二回目となっていますが、それ以前の映画は1961年に公開されています。そうでなくても松本清張先生を崇拝している人は原作小説を名度も読み返しているという人もいるでしょうから、内容には厳しき接するようにしているというどこぞの誰目線なのか分からない態度を示している人もいると思います。確かにそれ以前にすでに映像化されているとなったらどうしても過去作品と見比べてしまう傾向にあります。実際にこのゼロの焦点は映画化の後に連続テレビドラマとしても放送しているので、どうしてもかこの作品とどのように違うのかというのを考察する物好きな人がいてもおかしくないでしょう。ただこの映画を実際に見た人の感想としては、そこまで悪い反応ではないようにも感じられます。

実際にクチコミを見てみると、意外と作品の何処に注目しているのかということも理解できるようになります。

※以下、クチコミになります

  • 後の混乱した時代から、昭和30年代へ。時代は、大きな激動の時代へ。一人の男性と、三人の女性。運命の悪戯か…戦後の混乱した時代に出会い、時を隔てて、再会してしまう~!私は、特に、社長夫人を演じた中谷美紀さん~凄い迫力で、圧倒されました!また、木村多江さんの幸薄いはかなさ、ひたすら、愛を信じた女性として、胸が張り裂けそうになりました。また、広末涼子さん。健気に、夫の行方を追い求め、真実へと近づく執念~静かな静かな迫力を感じました三者三様の女性像から、戦後の女性の生き方を感じ、大変感慨深い作品になりました。
  • 金沢の冬の風景がなんとも言えず美しい。高度成長期の日本なので、魔法瓶と呼ばれたポットとか大きなラジオとか、懐かしい昭和がよみがえります。主演は広末涼子なんだろうけど、圧倒的な存在感は中谷美紀ですね!あの運転中の形相ときたら魔女のよう。しかし社長は自殺する必要があったのかが謎だ。だいたい、お見合い結婚なのになぜちゃんとした身元の人と結婚せんのだ。総合的になかなか面白かったです。
  • 冒頭のお見合いのシーン窓越しに銀座のネオンサインFUJIYAフランスキャラメルが写り懐かしくなり演出とは言え当時の雰囲気出てました。3人の演技はそれぞれ見応えあり広末さんはちょっと苦手女優でしたが今回はごく自然に演技してたようで違和感なし特に中谷さんは素晴らしかったと思います。木村さんも影のある役は抜群メーク、衣装の違いなどで一気に日本海の荒波、灰色の空映像も良かった沈まぬ太陽よりこちらの方が私は好きです。
  • 女の身分があまりにも低い時代を背景に、女たちの悲劇を冬の日本海の景色と折り交え描いている。見所はなんといっても美女共演。良くも悪くも3人の女優さんの個性が発揮されている。中でも中谷美紀さんはすばらしい。迫真の演技!ブラボー!!!試写会で鑑賞したのだか、予告なく監督の舞台挨拶があり、かなり得した気分。監督曰く、昭和の面影を残す風景・建物を探すのがたいへんで、都内では間に合わないので300人からなるロケをあちこちで行ったそう。冒頭の老舗旅館はワタクシの地元名古屋市北区にある旅館だそう。なんと韓国もあるそう。いったいどのシーンが韓国なのか。こちらの謎も気になってしまった。
  • ストーリーが重厚、次はどうなるのだというハラハラ・ワクワク感がすごい。個人的に、最近いいアクション映画で、映画は最高の娯楽だと実感したが、この作品はミステリーとして同じことを感じさせてくれた。映像や音楽も別世界に運んでくれるような味のあるものだった。女優さん3人の演技も本当に上手い。特に木村多江が・・・今回のような演技をさせたら右に出るものはいないと思う。

上記のクチコミをピックアップしてみると、そのどれもがやはり今作で好演を務めた広末涼子さん・中谷美樹さん・木村多江さんを賞賛している声が多くなっています。やはり要とも言える存在ですからね、作品上において外すことのできない存在だからこそ、役柄に当てはまっている縁者を選ばなければ世界観を壊しかねない駄作として称されることになります。名高い名作であればあるほど、原作の世界を壊さないで表現しているかが求められてくるので、製作する側としても気が抜けないでしょう。

そしてクチコミの中ではやはり物語においてほぼ主軸として動いている中谷さんと木村さんの好演はほとんどの人は魅せられていたようです。そう考えると皆一様に感動したところは共通しているのかもしれません。

逆にいうと

良い意見があれば、悪くて批評している人もいます。映画作品は万人が共通して良い映画と評価してくれるものではないので、やはりそういった批判というものも時には重要になってきますが、最近の批判騒動を見るとどうしても女優や俳優という肩書きよりかは、芸能人として活動している人間が起こした行動などで一躍嫌われ者へと殿堂入りしました、的な経緯を持って批判している人もいるためあながち本当にそうなのかと問いたくなる部分があります。

そして今作品において最もそういった批判を受けることになった対象となったのが主演の広末良子さんです。私は広末さんのことは知っていますがあくまで芸能人としての知名度だけであって、その他の情報に関してはあまり知る機会はありませんでした。ですから色々と調べることになったので見ると、なんだか色々とやばそうなことを言われているようですね。取り上げるにもここではゴシップの生きから抜け出ないものを書くわけには行かないので、省きます。そういった過去を持っていることから、広末さんに対して良い印象を持っていないという人もかなり多いようです。

別にそこはそこで気にする必要はないと、個人的に考えています。芸能人なんだからこそ、きちんとそちらの方で仕事をしていればいいだけではないだろうかと思うのですが、あまり関係ないようです。おまけに広末さんの演技に関して物申したいといわんばかりに否定的に見ている人もいます。そう言う人に演技をすることの大変さを理解できているのかどうかは正直微妙なところでしょう。

それはこの作品においても役柄に関しては賛否両論となっていますが、個人的には非常に適していると思いました。それに夫の行方を懸命に捜索している姿に関しても何処と無くその漂う切なさを表現している雰囲気についてもさすがは女優さんだなぁと思うところもありました。演技の美味い・下手というのは素人目選ではイマイチ区別の付かない曖昧なところもありますが、それでも広末さんのことを批評している人達の意見を聞くよりかは、彼女本人が実際に演技している姿を見て判断したほうが数十倍いいのではないでしょうか。